別に俺の日々なんて特筆したことはなくて、
何も語るようなことはないんだよ。
だから人と誰かと声を交わしても
何も声を出すことはできずにいて
自分とは一体なんなのかと、なにを持っているのだろうかと感じる
幸せであろうと不幸せであろうとそこは変わりはなくて、脳が死んだままただ歩く屍のようだ。
この日々に理由を持たせるとするならば
それは罪と枷の償いとその積み重ね
善は好転しないし、溜まりゆくのは屑籠と悪化した心情だけ
これを後半世紀ほど耐えるほど僕は強くない
強くはなれないし、なりたいと願わない
だから、一つ叶うなら
何も誰にも気づかれぬままこの生に終止符を