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帰る場所。戻る場所。
そういったものは誰しもが持つのだろうけど
依然僕にはそれがない分からない。
皆目見当もつかないから未だ流浪を続ける。
身体も私物もどこに行ったかわからない
散らかるは思考と部屋。
部屋の綺麗さと思考は一致するのは言い得て妙なのだと実感。
軋むベッド重ねる身体。火照った顔と滴る汗。でもそこは帰る瞬間でも場所でもない。
叙情の後の思考。蒸す煙草。答えは出ない。
いつまでこれを繰り返す。朝まであなたを思い出す。砂上の楽園の名歌に誰そを重ねて。
ただただ机上に羅列した言の葉。
箇条書きのその先になにも生まれぬ。
ただ帰る場所。帰るべきあなたを欲す。
キカンセシキカンセシ