だらしない。

不可思議と不思議

ストローの端を噛むように

 

屈託もなく笑う君の事をただ見ながら食す定価200円程のハンバーガ

並びの途切れないレジを横目に君の話に耳を傾ける。どこに行こう何を食べよう既に満たされたことを見越して未来予想を立てる君。

そんな幸せであった事を思い出してストローを噛むように端を噛みながら吸い込んだ煙を吐いた。タバコの色は灰色のまま。

 

師走今夜もまた昨年と同じ場所。

ここにはいつも帰ってきたくなる。

そう思わせてくれるこの場所が好きだ。